3月に観た映画

ヒューゴの不思議な発明
アカデミー賞は相変らず迷走中。アメリカ産を対象にしたエンタテイメントの賞にすればいいのに。

美術も美しく、過去の映画へのオマージュにもなっていて、なかなか素敵な作品。
…なんだけど、あれもこれもと詰め込んだ結果、焦点が定まらず、吸引力がない。
あと、ヒューゴと機械人形が繰り広げるSFファンタジーと思ってしまっていたので、結果、大事なオマージュ部分が拍子抜けに。雰囲気は素敵なのにほんとに残念。


<DVD>
ガタカ
TIMEの脱力っぷりがトラウマになりそうだったので、口直しにガタカ。何回も見てるけど、何回観てもいい…!
DVD買おうかな。


■127時間
いやわかってるんだけど…※△□ッ!!!
手を大きな石と壁とのあいだに挟まれてしまった主人公。
観光地だし、まさかこんな展開!?みたいな呆然としてしまうところ。
このままでは死ぬと冷静に見極めてからのあがき。
そして最後の最後の決断は…、わかっていても最後の最後じゃなかったらできなかっただろうな…とわたしもおもうのです。

内容とは別の次元で、監督ダニー・ボイルの節操のなさというか、よくいえば野心的なチャレンジ精神にも感服。
ダニー・ボイル的でありながら、ほんとにいろんなタイプの作品を取るなあ。次も楽しみ!


英国王のスピーチ
昨年のアカデミー賞受賞作。まあ地味ですね。。他の候補作をぜんぶみたわけではないけど、ハリー・ポッターでよくね?と思うのはわたしだけでしょうか。

いや、面白かったんだけど、遠い国の話だからかなあ。
最後はちょっとしびれた。スピーチを成功させ、言語療法士と抱き合って喜ぶのかと思ったらそうじゃない。
真の国王の誕生に立ち会った気分に。


■ミレニアム ドラゴンタトゥの女
スウェーデン版。アメリカ版と比べると、やはりスウェーデン版の方がスウェーデンらしい。当たり前か。
目線がぜんぜん違うので、ストーリーは一緒でもなんだか全然別の映画のようにも思える。
こちらの方が断然好みだ。