トンマッコルへようこそ
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悪くはないけれどあえていうほどよくもない、なんとなくゆるい作品でした。戦争を扱いつつも、ファンタジー色が強くて、見る人をそれほど選ばない作品ではあると思う。ファンタジーで久石譲の音楽を使っているので、宮崎駿だったらな…とか思ってしまいました。久石さんの音楽は非常にムーディで、曲自体は決して悪くはないのだけど、久石色の主張が強すぎて使い方が難しいんだと思う。
キャラクタはそれぞれ魅力があるのだけど、描ききれていなくて不満を感じる。最後のシーンをもっとコンパクトにして、トンマッコルという村の世界観をもっと描いた方がよいと思いました。が…韓国映画をいろいろ見てきて思うのは、文化的にこういうラストが好きなんでしょう。そのへんの相違はどうしてもあるからなあ。
ポップコーンのシーンはよかったですね。これをもっと生かすために、他のシーンでのスローモーションはもっと少ないといいのにと思いました。やりたい事がやり切れていない感じのする作品でした。もったいないなー。
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