「チェブラーシカ」「くまのがっこう ジャッキーとケイティ」

「くまのがっこう ジャッキーとケイティ」
 チェブのついでで、全然知らずに観たけれど、これはいい! のんびりした台詞回しに、雲みたいなゆったりした動き。優しい色彩に気持ちのいい音楽。

 病気の友達のために花を摘みにいくジャッキーと、彼女を優しく見守る11人の兄。家族の役割とは一番ちいさい子をみんなで守ること。なんだかここ数年の面白かった家族ものの映画を観ていると、そんな図式が浮かぶ。

 くまはくまというよりぬいぐるみか。くまのぬいぐるみの世界の物語で、チェブとはまた別世界である。くまのがっこうのみ3編構成などでもよかったと思う。

チェブラーシカ
 ”ワニのゲーナ”のダイジェスト的なリメイクと新作(絵本から採っているかも)で構成されて、制作はなんと日本である。そんな愛情のこもった作品で、ビジュアル的には(ちょっと軟派になったなあとかおもうけど)素晴らしいのだけど、なんとなく物足りなさが残った。

 うーん何が足りないのかなあ…と考えてみると、チェブのもじゃもじゃ感と(これはわたしだけかも笑)、邪気のない毒気だろうか。。あとはきゅんとしちゃう、あのさみしい感じ。。
http://www.cheb-kuma.com/index.html