靴に恋する人魚

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終わりそうだったので、慌てて見てきました。ビビアン・スー主演の台湾映画で、アメリ(美術)とトニー滝谷ともろもろの童話をまぜまぜしたようなお話でした。

とにかくビビアンが可愛いので、ほけー…と最初から最後まで見惚れてしまいました。個人的にはお父さん役のオドオドした感じのひとが好きだ。。

歩けなかった少女ドドが、手術で歩けるようになり、靴の似合う女性になって恋に落ちる物語。彼女いわく「幸せとは黒い羊と白い羊を手に入れること」なんだそう。ラストでその意味がわかる仕掛けが心憎い。

靴に執着するドドは夫に「靴を買うのをやめてみないか?」と言われるのだけど、そこのくだりがトニー滝谷とおんなじで、これはちょっと大丈夫なんだろうかと、心配になりました。似ていることグエムルの比ではないような。。

とても可愛い物語で、小さな空間に幸せな空気が満ちていて、その空気はマッチ箱に収まっているのでした。魔法のマッチをちょうだい、という女の子に、魔女は大人になったらね、というのだけど、大人になったからといって皆が皆、魔法をもらえるわけじゃないんだろうな。。