リトル・ミス・サンシャイン

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レディースデーだと思って観に行ったら、渋谷パルコ上の映画館はそゆサービスはないそうです。がっくり。
でもいい映画でした。いいな、いいよね。なんだかそういう感じの、鉢植えの花が咲いた、みたいな。トニー・コレット(母親役)が出ているとは知らなかったので、ちょっとうれしかった。負け犬を演じさせたらピカイチですね。ダメダメな女性ではなくて、すごく普通で素敵なんだけど、ちょっと間の悪そうなところに親近感を覚えます(笑)。あとお兄ちゃんがよかったなー。

どなたかが、「アメリカ映画における腐った食卓の風景」みたいな表現をしていたので、みんなで最初にご飯を食べているシーンは面白かった。ほんとにくさりきってるよね(笑)。そういえば「バッファロー'66」も同じ映画館だったな。

負け組勝ち組とか、家族の再生とか、もちろんそういう話ではあるのだけど、心の中にある小さな(たぶん皆持っているはずの)純真さと優しさが大事にされていて、なんていうか、冒頭でも書いたけれど、花を咲かせる話ではなくて、花に水を遣る部分を描いた作品といえるかも。