ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛

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久しぶりに王子様らしい王子様を見て、役立たずであごが割れていてやっぱりこうじゃないと!とひとり悦にいりました(笑)。彼がアナグマを抱えて逃げる後姿なんてもう。

よくできていて、原作も大事にされているのですが、対象年齢は原作よりもかなり高め。妙に大人たちがどろどろしており、小学生には見せたくないかな。。完全に大人向け。欲を言えば、映画でも原作の雰囲気を味わってみたいです。でもそのへんは何か大人の事情が絡んでくるので難しいのでしょうね…。

こういった映画観るたびに、活字から得られるイマジネーションの価値について思わずにはいられません。たとえばこの映画だけを観てああこれがナルニアなのね、と思ったらそれは全然違う。原作と違う、という意味ではなく、これは想像の世界のほんの一部を映画という体裁に仕立て上げただけだ。

それはともかく、次の第三章は戦争などはなく、海と島を舞台にした純粋なファンタジー。たぶん作り手の難易度はあがるけれど、原作がとても面白かったので楽しみです。

カスピアン王子のつのぶえ―ナルニア国ものがたり〈2〉 (岩波少年文庫)

カスピアン王子のつのぶえ―ナルニア国ものがたり〈2〉 (岩波少年文庫)