ラブ・アクチュアリー

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クリスマスまでの1週間を追ったイギリス・ハートフル・コメディの群像劇。キャストも豪華だし、ストーリーもまとまりがよく気が利いている。しかし、これを芯から楽しめるかどうかはその人の性格とかそのときの気分とかに左右されそうだ。わたしは概ね楽しめたのだけど、全体としてはぬるい感じ。新鮮さはない。ヒュー・グラントや他いくつかのエピソードについては、どう捉えていいのかよくわからない。一方、キーラ・ナイトレイ、ローラ・リニーや作家のエピソードなどは面白かった。これはおそらく気軽に観るべきもので、あまり真面目に観すぎるとかえって疲れそう。アメリカ・イギリス合作とのことだけど、どうもアメリカ文化をバカにしている感じはいただけない。

インタビューで監督が、キャストが多い場合普通に撮ると（日程調整などで）時間がかかるので、群像にして短期間で撮ってみた、というようなことを言っている。良くも悪くもそういう作品だ。職人芸である。

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