大丈夫であるように―Cocco 終わらない旅―

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2008年1月、きらきらツアー最終日。武道館では2DAYSとして、一日目はいつものライブ、二日目はアコースティックライブとして、録音スタジオをステージに再現し、楽しそうに歌う彼女を見た。楽曲の質は別として、彼女の進みたい道、今感じていることがよくわかって、休止前の音楽が好きだったのでさみしく思いながらも、彼女が生きて楽しそうに歌って、それだけでよかったなあと思える時間だった。

どうしても2008年のうちに観ておかなければ、と急に思い立ち、大掃除を途中でやめて映画館へ。わたしは彼女の熱狂的ファンのようには引きずられたりはしないが、この人はやはり唯一無二の存在である、と思う。わたしたち一人ひとりが唯一無二の存在ではあるけれど、わたしたちのほとんどができないでいることを、背負おうとする精神は尊いし、道は厳しい。わたしは彼女に「助けて欲しい」とは思わないからあえて言うのだが、続けていくために、すべてを一人で背負っていると思わずに、自分自身をもっと大事にして欲しいとおもう。

大丈夫であるように ―Cocco 終らない旅―