ホノカアボーイ（試写会）

http://www.honokaa-boy.jp/　（2009.3.14公開）
ホノカアというのは、ハワイ島の小さな田舎町だ。かつてサトウキビの生産に従事した日本からの移民が多い土地らしい。今は寂れ閑散としている（実際のホノカアがそうなのかはわからない）。偶然この町を訪れた青年と、映画館を中心とした人々との交流を描いている。

映画館の隣に住む老女とこの青年の交流を中心とした物語で、主役は彼のために作られる美しい食事の数々だ。これがヤバイ。クレジットを見ると、高山なおみさんのご飯。馴染みのあるものばかりだが、どれも美味しそう。メインのロールキャベツは、実はわたしの一番嫌いな食べ物だが、ご飯とチーズを混ぜ込んだホワイトソースの一品は本当に美味しそう。

岡田将生演じる主人公はちょっと頭の弱そうな青年で、夢も希望も意志もあんまりなくて、常に所在なさげにしている。来なさいと言われれば、うっかり行ってしまう。青春映画として、彼が成長したかは怪しいが、優しく純朴な彼はどこか憎めない。

とぼけた掛け合いと、とにかく愛らしい美術、それから前述どおり素晴らしいご飯にお腹いっぱい。ごちそうさまでした。
（蒼井優ちゃんが無駄に可愛くて笑えました／長谷川潤と蒼井優が同じ人間とは思えなくてちょっと面白いです／クマのかき氷マシーンほしい！）
（メモ：クマのきょろちゃんかき氷機）←ほーしーいー

ホノカアボーイ

ホノカアボーイ (幻冬舎文庫)

おかずとご飯の本

高山なおみさんののんびり作るおいしい料理 (SSCムック―レタスクラブ)