ラブリー・ボーン

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1973年12月6日に14歳で殺された女の子、スージー・サーモン(お魚みたいな名前)が、この世と天国の狭間から家族や恋人を見守り、自分自身の癒しを見つけていく物語である。

サスペンス部分に気合が入りすぎていて、うっかりそちらに気を取られてしまい、ラストの主人公の選択に思わず『え、そっち?』とツッコミを入れてしまったのだが、これはあまりも重要なシーンなので、ピーター・ジャクソンが仕掛けたミスリードなのだろう。

隣人である犯人は捕まらず、家族へも新たな危機が襲う。また、スージーが亡くなったことで、均衡を失った家族に母親が耐えられなくなる。けれど、スージーは何もできず、ただ見守るだけである。にも関わらず、これはスージー自身の癒しの物語であった。

主人公を演じるのは『つぐない』で印象的だったシアーシャ・ローナン。幼さと透明感があり、独特の雰囲気。


余談ですが、mixiとのコラボ企画でオーラ診断をしました。わたしはブルーでした。…やっぱり。

ラブリー・ボーン (ヴィレッジブックス)

ラブリー・ボーン (ヴィレッジブックス)