NINE

http://nine-9.jp/
友達と見ようと思っていたけど、評判が芳しくないので会社帰りに一人でさくっと見てきた。なるほど〜。
新作が作れず苦悩する映画監督の女遍歴が描かれている(?)のだが、それぞれ約1曲しか歌わないので、みんな歌もダンスも上手だけど、すごく散漫。また、ミュージカルとしての音楽の見せ場も、真ん中(しかもストーリーにあまり近くない人物)だったりして、盛り上がりに欠けた。ストーリーもほとんどなくて、どうやら色々な背景は各自補完しておかないと十分に楽しめないらしい。女子受けするには、グイドはもっとヘタレでもいいと思うのだけど、ダニエル・デイ=ルイス、格好良すぎ。

ケイト・ハドソンの『シネマ・イタリアーノ』は格好いい曲で、CMでも使われていて一緒に踊りたくなるようなパート。
ファーギーの『ビー・イタリアン』は圧巻。砂を敷きつめた舞台に、椅子とタンバリンを使ってのダンス。歌声もさすが、底力があって痺れた。
マリオン・コティヤールはストーリー上のヒロインで、愛らしい妻と、絶望を表現したまったく違う二つの歌とダンスに挑戦。ふつうかな。
クルスは最近観すぎていて、どうなんだろう。いつもどおり? 最初の見せ場でいい仕事してた。
キッドマンは、独特の雰囲気があって、いつ見ても不思議な女優。役どころ的にはあまりいらない感じ。
ジュディ・デンチは、結構好きでした。
ソフィア・ローレンは貫禄ありすぎて怖かった(笑)

こんどフェリーニの作品も観よう。。