映画館篇

できれば後で書き直します…

キック・アス
これは面白かった!
キャラクタ、ストーリー、アクション、シリアス度など、すべてのバランスが絶妙。暴力シーンもどこまで凄惨にするか、計算し尽くされているのがよくわかる。

ソーシャル・ネットワーク
どってことないストーリーで、心揺さぶられるとか別にないのだけど、そのくせ妙に面白い。主人公のふてぶてしい態度とか、地味におしゃれな音楽やカメラワーク、なんだか可笑しい双子キャラとか。成功すればするほど孤独になっていく主人公。性格のわるい彼がソーシャルネットワークを作ったと言う最上級の皮肉。

■わたしを離さないで
キャリー・マリガン面目躍如! 当然小説のエピソードはごっそり削ぎ落とされているわけだけど、彼女の演技でだいぶ掬い上げられていると思う。ナイトレイなどと比べるとあまり興味の湧かない役者ではあるのだけど、いざスクリーンで観ると釘付けに。美しい映像も見所のひとつ。というよりは、映像(というか雰囲気)が主役だったかもしれない。

ナルニア第3章
なかなかいい出来だったと思う。どうみでも主人公無理!て感じの性格の悪い少年のことがきちんと描かれていてかなり好感が持てた。がんばったよ(笑)。忘れていたけれど、ナルニアは戦時中の物語なので、そのあたりを少し思い出しながら観るとナルニア国の本質が少し見えてくるような気がする。最初の4人の子どもたちは今回で卒業みたい。

ブルーバレンタイン
大好きなミシェル・ウィリアムズが出ているので観てきました。良い映画だったのだけど、夫婦のすれちがいを描いた作品で、なんだかとてもかわいそう。こういうの観ても誰もハッピーにはならんだろう…と思って、まあそれでもこういうのを撮る人がいて、観る人がいて、なんとなく不思議だなと思ったりしました。ハッピーじゃないけど、面白かったです。ミシェル…かわいすぎ。