5月にみた映画。

少し被ってるけど
ナルニア国物語 第3章
これで終わりかと思ったら、まだ続編撮ってるみたいです。そんなにヒットしてるのかな…とか思いつつ、原作の方は魔術師のおい(6巻)まで読みました。6巻はナルニア誕生の物語。ここまで読んだなかでは今回の3巻目が好きかな。でも読み返してみるといろいろ発見がありそう。というわけで、好きな話なので映画も面白かったです。

ブルーバレンタイン
大好きなミシェル・ウィリアムズが出ているので観てきました。良い映画だったのだけど、夫婦のすれちがいを描いた作品で、なんだかとてもかわいそう。こういうの観ても誰もハッピーにはならんだろう…と思って、まあそれでもこういうのを撮る人がいて、観る人がいて、なんとなく不思議だなと思ったりしました。ハッピーじゃないけど、面白かったです。ミシェル…かわいすぎ。

ブラック・スワン
待ちに待ったスワン!きた!
と言うわけで、行ってきました。ストーリーやテーマはよくある話なのだけど、大胆にサイコスリラー風に味付けされていて、迫力がありました。わたしとしては、怖いというよりとにかく痛そうでした。。でもやっぱりこの作品のいいところは、クライマックスの舞台シーンと、ナタリー・ポートマンの演技がすばらしくて、やはり特にラストの方の彼女の表情にぐっと来て、妙に怖かったけど、良かったよー!ブラヴァー!と、劇中の観客と一緒に拍手を送りたい気持ちになったこと。久々に見ごたえのある作品でした。


(以下DVD)
ローラーガールズ・ダイアリー
エレン・ペイジ、初めて観たけど、かわいすぎ。困った顔をさせると天下一品です。あとジュリエット・ルイスが出ていて、久しぶりすぎて顔が認識できず、ずっとエミリー・ブラントと思って観てました(笑)。確かによく観るとジュリエットだ…(失礼)。ガールズ系の青春映画は思い出したように出てくるけど、こういうの結構好き。ドリュー・バリモア初監督作品ということで、なんか無茶振りみたいなシーンがちょこちょこあってウケました。女性監督がこういうのを取ると、男性キャラが面白いですね! コーチカワイイ。欲を言えば、ローラースケートのシーンが迫力不足。エレン・ペイジも速そうに見えないのが難。

■終着駅 トルストイ最後の旅
特に感想もないのですが…、トルストイ夫婦の痴話喧嘩が世間にダダ漏れなのがウケました。お屋敷の周りに常にたくさんの記者が張り付いていて、家出しても、いつのまにか湧いてくる彼ら…。なんか皆美声揃いで、罵りあっていても妙に美しい…(笑)。舞台劇でも観ているようでした。奥さんと出会った時のことを語るシーンがよかったです。

月に囚われた男
冒頭で、月に資源が、、というシーンでなんか複雑な気分にさせられましたが、それはおいといて。懐かしいというか、どこかデジャブな作品でした。こういうの結構好きなのだけど、もう少し何か欲しかった感じ。生真面目過ぎ。身体が腐っていく感じがよかったです。変態的な意味じゃなくて(笑)ストーリー的に。

■ぼくのエリ 200歳の少女
スウェーデンのヴァンパイア映画。丁寧な映像のわりに、ストーリーがちょっと雑な気もしましたが(特におっさんたち)、綺麗な作品。雪のせいか、夜でも風景がくっきりしていて、日本の空気感とぜんぜん違うなーと感心したり。美しく切ない作品ではあるのだけど、どうしてもラストと冒頭(少年とおっさん)がリンクしてしまって困りました。おっさんおっさんてすごい失礼ですが、他に表現のしようのない振る舞いぶり。子どもたちは残酷で美しいのに、なんかちょっと気がそがれました。いやはや。公式サイトのストーリー紹介がやばいです。