NINE

http://nine-9.jp/ 友達と見ようと思っていたけど、評判が芳しくないので会社帰りに一人でさくっと見てきた。なるほど〜。 新作が作れず苦悩する映画監督の女遍歴が描かれている(?)のだが、それぞれ約1曲しか歌わないので、みんな歌もダンスも上手だけど…

エレジー

DVD

イザベル・コイシュ監督作品/ベン・キングズレー&ペネロペ・クルス主演老齢期に入った大学教授と30も年下の教え子との愛の物語。クルスは文句なく美しいのだが、設定どおり20代半ばのうちに撮るべきだったろう。この物語の初めでは、小娘でなければならな…

ベジャール、そしてバレエはつづく

http://www.cetera.co.jp/bbl/スイス、ローザンヌに本拠地を置くベジャール・バレエ団。偉大な振付家、ベジャールを2007年に失い、後を継いだジル・ロマンと団員のその後の挑戦を追う。わたしがベジャールを知ったのは10年ぐらい前で、書道家の講演に行った…

ラブリー・ボーン

http://www.lovelyb.jp/#home 1973年12月6日に14歳で殺された女の子、スージー・サーモン(お魚みたいな名前)が、この世と天国の狭間から家族や恋人を見守り、自分自身の癒しを見つけていく物語である。サスペンス部分に気合が入りすぎていて、うっかりそち…

(500)日のサマー

http://movies.foxjapan.com/500daysofsummer/ わたしはあまりおしゃれ映画は観ないのだけど、予告編が気に入ってお友達を誘って鑑賞。人と見たほうが楽しいかも。ボーイミーツガールの物語と思っていたら、これはボーイミーツガールの物語ではない、とナレ…

 観るかわからないけど、メモ

■Dr.パルナサスの鏡 1/23〜 http://www.parnassus.jp/index.html■NINE 3/19〜 http://nine-9.jp/■マイレージ、マイライフ 3/20〜 http://www.mile-life.jp/■アリス・イン・ワンダーランド 4/17〜 http://www.disney.co.jp/movies/alice/■ローラーガールズ・…

かいじゅうたちのいるところ

原作の絵本は未読だが、もちろん原作どおりでないのは承知の上での鑑賞。かいじゅうたちの造詣、メインのかいじゅう”キャロル”のばかっぽさなどは最高。みんなで重なって寝るところが大好き。そんな感じでずっと遊んでオーオー!言っていて欲しかったが(そ…

母なる証明

冤罪の息子を助けるために奔走する母親の感動の物語…と思いきや、底暗い家族の闇を描いた作品だった。ここで描かれる事件そのものは出口がなく暗澹とした気持ちにさせられる。…この親子が親子として誕生したときから事件は始まっていたのかも。エピローグか…

アバター(3D版)

これは今年(3Dで)観るべき映画。テレビで観てもたぶん面白くない。世界観やビジュアルは古今東西の名作、SFやゲームからの引用であり、ストーリーもアメリカ先住民の歴史をなぞっている。あまりにも…あれなので…個人的には徹底して侵略者の視点で描いて欲…

ジェイン・オースティン 秘められた恋

http://www.jane-austen-movie.jp/ うーん、悪くはないのだけど、すべてにおいて少しずつ惜しい感じがする。記憶に新しいナイトレイ版『プライドと偏見』がよかっただけに、乗っかるのではなくて、越えるぞという意気込みが欲しかった。アン・ハサウェイは顔…

残り

5/16 ベルサイユの子 5/23 ウォーロード(投名状) 6/24 アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 7/19 ボルベール帰郷 7/20 ゆれる 8/23 ぐるりのこと。 9/1 サマーウォーズ 9/12 カポーティ 9/14 ブラインドネス 9/15 宮廷画家ゴヤは見たモスクワ/鏡(アテネフラ…

レッドクリフ PartⅡ

前作の(わたし的)消化不良が、2部で見事に解消されて大満足。ちょーおもしろいんですけど! 役者はチャン・チェンがよかった。ストーリーはやっぱり団子とか、そういうしょうもないシーンが最高。 あ、あと金城武のキラキラっぷりがすごい。レッドクリフ P…

容疑者Xの献身

DVD

もはや柴咲コウはいらないんじゃ…と。テレビドラマ篇にあまりこだわらずに、原作を大事に作っている印象。メンツに新鮮味がないのが残念だけど、その容疑者たちの熱演によって、ストーリーは地味なのに思った以上にいい感じに仕上がっていた。容疑者Xの献身 …

オズの魔法使い

DVD

劇団四季のウィキッドがかなり面白く、これは観るしかないと勇んで借りてきた。 古い作品なので、もちろんひどい被り物なんだけれども、シーンによっては古い映画ならではの結構な迫力。オズに到着したシーンはすごすぎてぽかんとしてしまった。どれだけすご…

ブロークンフラワーズ

DVD

かなりの体調不良にも関わらずチェとか観て、DVDを山ほど観て…ここまででかなり疲弊しているので、正直どうでもいい話ではあるし(所詮は他人事だ)、途中で面倒になってしまう。これから観る方は気持ちの余裕があるときに観るた方が、くすっとした面白みが…

百万円と苦虫女

DVD

http://nigamushi.com/ 重い作品を続けて観ていたため、ちょっとした息抜きになって楽しかった。 何となく夏だし海?とひとり暮らしを始めた先でうまく行かず、海だめだったから山?と桃もぎり。田舎はやっぱり怖いし…とちょっと都会へ。繊細なのか図太いの…

チェブラーシカ

DVD

問答無用(意味違)な愛らしさにノックアウト。

ペルセポリス

DVD

一方で、このような作品も必要であろう。 70〜90年代のイランを舞台にした自伝的小説をアニメ化した作品。さらに安全な場所にいるわたしが言うのもなんだが、他の人々に比べ、どうみても主人公は恵まれた環境にいる。次々と投獄されたり亡くなったりする親戚…

 あなたになら言える秘密のこと

DVD

このような邦題をつける心のなさには唖然としてしまう。原題は「The Secret Life of Words」。 ここで語られる秘密は、とても重い。このような描き方については賛否両論もあるだろうが、わたしたちが安全な場所から何かを論じるとき、わたしたちは本当には何…

 チェ 39歳別れの手紙

前作はキューバ革命を成し遂げたところで終わっている。本作はその後、キューバを離れ、チェ自身の革命をなすために、単身ボリビアへ渡る。キューバ革命のときとは違い、物語も思想も語る間もなく、追い立てられ、仲間を次々に殺され、ひたすら逃げ続ける。…

 白痴

DVD

ドストエフスキーの小説を黒澤明が映画化した作品。日本に舞台を置き換えている、きちんとドストエフスキーの作品であり、かつ黒澤作品でもあった。日本一高笑いの似合う女優、原節子の本領発揮である。美しい…。白痴 [DVD]出版社/メーカー: 松竹発売日: 200…

 シャンバラを征く者

DVD

鋼の錬金術師の劇場版。テレビ版は原作から離れ、独自の世界観を見事に作り上げた。アニメとしては傑作の部類に入るであろう。エピローグとしての劇場版だったが、大団円とはならないところが切なかった。劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 (通常版) […

三国志

アンディ・ラウが趙雲の晩年を演じ、マギーQと対決! 日本で言うと小雪みたいな雰囲気のクールビューティー・マギーQがツボに入った。 冷えすぎて具合が悪くなってその後しばらく寝込んだ。三国志 コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: ソニ…

 チェンジリング

あくまでハリウッド的でありながら、イーストウッドのメッセージもきちんと伝わってくる。これは素晴らしい作品。 彼女は子どもを失うことで、真実を見つけ、多くの人を救うことになった。神の采配とも思える尊い犠牲だったかもしれない。それは事実だけど、…

 ロルナの祈り

物語の真ん中で、突然愛が落ちてくる。 ロルナの本当に短い一瞬の笑顔が、ただただ印象に残った。ロルナの祈り [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2009/08/28メディア: DVD購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (25…

ペネロピ

DVD

ご先祖様の呪いのせいで、豚の鼻と耳を持って産まれた女の子、ペネロピの物語。呪いを解くためには同じ仲間から永遠の愛を得なければならないらしい。母親は世間の好奇の目からペネロピを守るため、屋敷に閉じ込めて育て、今は彼女のお見合いに夢中だ。ペネ…

死ぬまでにしたい10のこと

DVD

悪い映画では決してないのだが、困惑を覚えた。雰囲気もあるし、それほど間違ってもいないタイトル、CMだとも思うのだが、本編とのあいだにどこか違和感を感じた。調べてみると原題は『My Life Without Me』、作中に出てくる10のリストについても、『Thing…

ホノカアボーイ(試写会)

http://www.honokaa-boy.jp/ (2009.3.14公開) ホノカアというのは、ハワイ島の小さな田舎町だ。かつてサトウキビの生産に従事した日本からの移民が多い土地らしい。今は寂れ閑散としている(実際のホノカアがそうなのかはわからない)。偶然この町を訪れた…

 落下の王国 -The Fall-

http://www.rakka-movie.com/ 現実とファンタジーが混在している点で、『パンズ・ラビリンス』と少し似ているが、似ているだけに違いも際立つ。『落下の王国』は現実でも物語でも笑い、傷つき、泣き、そんな風にわたしたちの暮らしと近い目線で綴られた物語…

 禅 ZEN

http://www.zen.sh/ 何かマニュアルでもあるんじゃないかと思ってしまう、角川らしさ(真面目なツッコミは不要である)に満ちた作品。不満はあるものの、道元の軌跡をたどる作品として興味深いものがあった。あの世で幸せになるというそれまでの宗教に真っ向…